ブロックチェーンでのオンチェーン、オフチェーンの概念は理解できているでしょうか?
オン、オフとはブロックチェーン上であるか?否かということであり、
どちらのチェーンで稼働するかによって、
取引の増加に伴う処理遅延問題の改善、機能追加といった拡張ができますが、
同時にブロックチェーン上でない場合には、ブロックチェーンの技術恩恵が
受けれないため、セキュリティの対策なども考慮が必要になってきます。
オンチェーン
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オンチェーンとはブロックチェーン上(オン)を意味します。
ブロックチェーン上で取引することを意味します。
?常にブロックチェーン上に記録しているのでは?そう思う方が多いと思います
実際は常に全てのやり取りを記録していると
ブロックチェーンへの書き込みが多数発生し、手数料が高騰します。
ブロックチェーンは各ブロックを複数のPCで共有し、データの正当性を保証します。
取引の検証に使われたエネルギーに対して報酬への支払いが発生するためです。
全ての取引をブロックチェーン上に記録していくと、報酬が高くつくことになり
ユーザの利用での妨げになります。
イーサリアムでのGAS代は数千円かかることはザラです。
オフチェーン
![オフ](https://vieriche.site/wp-content/uploads/2022/06/ginger-cat-650545_1280-1024x466.jpg)
オフチェーンとはブロックチェーンの外(オフ)を意味します。
ブロックチェーンの外で取引を成立させ
取引開始時と取引完了時にだけオンチェーンに反映します。
そうすることで、取引の記録が最小となり、発生する手数料を下げます。
オフチェーンを知る上で出てくるのがペイメントチャネルです。
ペイメントチャネルでは個人間で(1対1)取引をオフチェーンで行い、
その間のやり取りには取引手数料が発生しません。
最終結果をオンチェーンに書き込みます。
ペイメントチャネル
![](https://vieriche.site/wp-content/uploads/2022/04/PaymentChannel-1.png)
個人間の取引をオフチェーンでやり取りをするチャネルです。
しかし、ブロックチェーンの技術を使っているのはオンチェーンでした
問題点はないのでしょうか?
メリット、デメリットを見ていきたいですが
ペイメントチャネル自体のセキュリティには問題がないのでしょうか?
2者間でのやり取りであるため、見知らぬ相手と取引すべきではありません。
しかし、仮想通貨でのやり取りでは、ほぼ見知らぬ相手と取引が主と言えます。
そのため、不正を行おうとした場合の罰が与えられる仕組みが備わっています
という機能を埋め込んでいることで見知らぬ相手を信用しなくてもやりとりが可能になっています。
メリット
- 処理速度が改善できる(取引手数料を安くできる)
デメリット
- 2者間でしかやりとりができない
- 取引開始、完了の情報しかブロックチェーン上に管理されない
ライトニングネットワーク
![](https://vieriche.site/wp-content/uploads/2022/04/LightningNetwork.png)
複数のペイメントチャネルを繋げることで
2者間のみであった取引を、直接繋がっていなかった
参加者間の取引を可能にするネットワーク技術です
今後ライトニングネットワークを利用した取引所、アプリケーションが
登場することで、ビットコインの少額取引が安価で、瞬時に取引を完了できることになります。
取引所のクラーケンが、
ビットコインのライトニングネットワークをサポートする事を発表していますし
ビットコインのライトニングネットワークでデジタル決済プラットフォームを構築するストライクが、
ショッピファイと連携する事を発表しています。