仮想通貨ではウォレット(wallet)という言葉が出てきます
そのまま日本語訳で財布の事です。
間違いはありません。
仮想通貨のウォレットの言葉の中には
単純に財布と使う場合と、「保管」のことを意味する場合があります。
ホット(暖かい)?コールド(冷たい)?
ホットウォレット、コールドウォレットという言葉は
何を指しているのでしょうか?
システム関連の仕事をしていると
常にホット、コールドという言葉が出てきます
ホットスタンバイ、コールドスタンバイ
コールドスタート、
コールドバックアップ、ホットバックアップ
などなど
ホットとはオンラインのことを意味し、すぐに利用できる状態などで利用します。
コールドはオフラインのことを意味し、すぐには利用できない状態などで利用します。
ですので
ホットウォレットはオンライン(インターネットにつながった状態、即時利用可能な状態)を意味し
コールドウォレットはオフライン(インターネットにつながっていない、切り離されている状態であり、すぐには利用できない状態)
を意味します。
この表現での意味には、仮想通貨においてはセキュリティの要素で大変重要となります。
ホットウォレットでは、インターネットにつながった状態であり
悪意のあるユーザから攻撃を受けた際に、すぐに引き出せる状態にあるという事です。
利便性が高い代わりに、何かあった場合には資金の流出が起こり得るということです。
事実、通貨=資金であり、トラブルのリスクは高騰、暴落だけでなく、外部からの攻撃による
資金の流出もあり得るということを忘れてはいけません。
ホットウォレットの種類
取引所でユーザが使う口座自体もウォレットです
WEBウォレット(デスクトップウォレット)
モバイルウォレットがあります。
WEBウォレット(デスクトップウォレット)
PCにインストールして利用するタイプ
ブラウザに機能を追加して利用するタイプです。
モバイルウォレット
スマートフォン、タブレットにインストールして利用するタイプ
ホットウォレットのメリット、デメリット
コールドウォレットの種類
ハードウォレット
ペーパーウォレット
があります。
ハードウォレット
名前の通りハード(実際に3次元上で管理できる)ウォレット(財布)です。
USB等でPCなどに繋ぎ、複数の通貨を保管できます。
ペーパーウォレット
通貨の情報を2次元バーコード(QRコード)や秘密文字を紙媒体に記録して保管する事です。
実際にはウォレットではないですが、意味的な観点からウォレットと呼ばれます。
コールドウォレットのメリット、デメリット
実際にそのものを紛失、盗難リスク、秘密キーの紛失リスクによる、資金が出金できなくなる可能性があります。
なぜウォレットには複数の種類があるのか?
元々はオンラインから切り離すことで、資金を実際に個人で管理できるようにするためです。
私が覚えている限りでは、デスクトップウォレットは通貨が作成された時点で同時に作成されます。
それは、個人で通貨自体を管理できるようにするためであり、資金を送金するなどの用途です
その後、オンライン、デスクトップでの管理リスク、PC自体の故障、パスワードの紛失、
PCがオンラインであることでの
PC自体へのウィルス等からの流出を防ぐため、ハードウォレットが出来ました。
また、現在は複数のブロックチェーンの用途があることへの、
各種独自ネットワークへの接続、ウォレット上でのスワップ、
DEXとの接続のためが多いです。その例がMETAMASKなどですが、
そればまた後日説明したく思います。